Lost Japan
■特別企画予告:昭和のパンフレット〜Lost Japan展
このたび、コレクターのニック亜麻尊(あまぞん)氏(仮名)のご厚意により、戦前を含む「昭和のパンフレットやポスター、絵葉書」など、貴重な所蔵コレクションの数々を、当館の特別企画として、3回シリーズで展示いたします。
その所蔵品の数々は、亜麻尊氏が長年にわたりオークションなどで個人的に収集されたもので、すべて当時印刷され、実際に使用された「本物」ばかりです。今回、亜麻尊氏の監修により選んだコレクションから、”太平洋戦争突入以前の昭和”の博展イベント印刷物を第1回の特集とし、その後は毎月1回のペースで、全3回シリーズの企画展を、このLOST ZONEにて開催しようと思っております。どうぞお楽しみに。
館長 ポール彩雲(SAI-UN)
【今後の予定】
・企画展① 地方博の原点を見た! 面白さ満載!!陸海軍後援の展覧会 (公開)
・企画展② 元祖・はとバス、京成線の路線図、徴兵保険 戦前のパンフ (準備中)
・企画展③ 絵はがきに見る首都。東京駅、羽田空港の姿(戦前&戦後) (準備中)
【ニック亜麻尊氏(仮名)について】
・昭和30年代、広島県生まれ
・ウェブサイト:VOLVO AMAZON MUSEUM
・飛行機や自動車をこよなく愛し、名車ボルボ・アマゾンのオーナーでもある。
20歳代からポスターやパンフレットの収集をはじめ、現在では、小さな博物館を開けるほどの質と量の所蔵品を所有している。食虫植物の栽培にも造詣が深いなど、多趣味多才であるが、素顔を決してあかさない謎の人物なのだ。
戦前の満州への旅
出典:YOUTUBE/”戦前の満州への旅” より引用。
「かをづし」って、どんなお寿司? なんて。
南満州鉄道「特急あじあ」号
出典:YOUTUBE/”パシナ形蒸気機関車 「あじあ号」(満鉄)” より引用。
新年あけましておめでとうございます。
昨年(2011年)の3月11日には東日本大震災がおきましたが、同じ3月に東北新幹線「はやぶさ」が営業運転をスタートしていました。
東日本を襲った激甚災害の中にあって、新幹線は地震波を感知して、直前に自動停車。一人の犠牲者も出ませんでした。原発は事故を起こして大変なことにまりましたが、一方では、人々を救った日本の素晴らしい技術も沢山あった事を忘れてはいけないと思う。
とはいえ、話が脈絡なく飛ぶけれど、僕は最近の新幹線のデザインが、どうも好きになれません。
「空力(空気抵抗)」のことを科学的に計算すると、そりゃ、いまのような「あひるのクチバシ」みたいなカタチになるのだろうが・・・。
流線型が特徴の高速列車は数々あれど、満鉄のパシナが牽引した「特急あじあ」は、美しいと思います。
To New Horizons 1940 GM “Future” Film
出典:YOUTUBE/”To New Horizons 1940 Vintage General Motors “Future” Film”より引用。
いまから70年前の今日。
1941年12月8日、日本海軍の真珠湾攻撃によって太平洋戦争の火ぶたが切られた。その、さらに2年も前の1939年から1940年にかけて、『明日の世界』(World of Tomorrow)というテーマを掲げて、ニューヨーク万国博覧会が開催されている。
その万博で、ノーマン・ベル・ゲディーズのデザインによりGMのパビリオンに展示されたのが、伝説のジオラマ展示「フューチュラマ(Futurama)」だ。その息をのむような素晴らしいジオラマ模型は、いま見ても未来的で美しい。
こんな国とさらに世界を相手に、僕たちのじいちゃんたちは、5年も戦争したんだなぁ・・・。
激動の昭和初期〜モボ・モガから戦争の時代へ
出典:YOUTUBE/NHK「カラー映像記録・昭和初期の日本」より引用。
僕が子供のころ、じいちゃんやばあちゃんから戦前や戦争中の話をよく聞いた。
でも、写真が1枚も残ってなかったんだ。空襲で全部焼けてしまったから。でも、話を聞いて、僕が頭の中で想像していた戦前の日本っていうのは、学校やマスコミが忌諱するような「暗黒の時代」という姿だけか?というと、それだけではないんじゃないか?と、子供心に思っていました。
戦争という巨大で悲惨な現実があったけれど、それ以前の「戦前の昭和」には、前向きで明るい自尊自衛のエネルギーが満ちあふれ、停滞するいまの日本より、よほど「明るい未来が信じられる」空気があったのではないか、と。
旧式の帆掛け船の向こうを、最新鋭の客船が静かに進んでいく。
この光景を「とても美しい」と感じます。
古き良き伝統と、最新の科学技術が、違和感なく共存する不思議の国「日本」。
この国は、とても美しくて素晴らしい国だったのではないでしょうか。
はじめに
’11年11月11日:11:11に、中年SAI-UNのB面サイトをオープンしたよ。
僕が個人ブログ「空想科学中年のささやかな休日」を書きはじめて、5年たちました。
だから、という訳でもないのだが、これまでのブログも「SAI-UNの休日録」と新装した上で、新しい姉妹ページにもチェレンジしてみることにしました。「SAI-UNの休日録」をA面とするならば、こちらの「LOST ZONE」はB面。模型写真を中心に、非現実、非日常の世界。私の脳内に漂う「空想ワールド」でひたすら行こうと思うんだ。
◆カテゴリーについて
●LOST JAPAN(ろすと・じゃぱん)
知っているようで実は知らない「昭和の時代」。特に、戦前のモノゴト。このサイトでは唯一「現実世界」を取り上げようと思う。
●大亜細亜鉄道(だいあじあ・てつどう)
生まれてはじめて「鉄道模型」に挑戦。まずは「弾丸列車計画」発動しようと思う。
●あおぞら航空(あおぞら・こうくう)
模型そのものより「空撮」なんかできたらいいんじゃないか、と思う。
●横濱海軍工廠(よこはま・かいぐん・こうしょう)
やはり「海モノ」は、外せない。
SAI-UNワールドの仮想艦船建造プラン(新八八艦隊計画)を発動しようと思う。
●ことぶき横丁(ことぶき・よこちょう)
こんな家に住めたらいいな、とか。こんな町の住民だったらどうだろう、とか。
夢に浮かんだレトロ・フューチャーな(?)建物や町を、模型やCGを使って造ってみたい。
●港ヲデオン座(みなと・おでおんざ)
そして、その架空の町には「港ヲデオン座」という古い映画館があったりしてさ。
造型、特技監督SAI-UNのショートショート作品なんか出来たらば、こそっと上映したりしたいわけさ。(多分、無理だと思うけど)
Bricolage my fragments of imagination
Bricolage(ブリコラージュ)とは、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。
LOST-ZONEは、僕の中に埋もれていた「もう一人の僕」が、「いつか夢見た懐かしい未来」を探し求める“放浪の旅路”なのです。